ピケティ「21世紀の資本」ヒットに見るコピーテクニック

コピーライターコピーライティング

ピケティ本

最近のビジネス書業界は
ピケティの「21世紀の資本」一色ですね。

まあ、ピケティの例の本は
ビジネス書というより
経済資料というべきものですが。

ピケティ「21世紀の資本」の内容を簡単に

実は、ピケティの功績ってけっこう微妙だったりします。

一番の功績は「資本主義は貧富の差が拡大する」と
昔から言われていることは改めて統計から立証したという点。

巷で大きく評価されているのも、この部分でしょう。

しかも、それは、
あくまで統計を取った期間のみに言えることで
方程式にまで昇華したわけではないので、
今後の動向にも当てはまるという確証も無く。

「数学者の地位を捨てて云々」などと
バックボーンも賞賛されている割には
数式に落とし込めていないのはどうかと。

一番痛いのは、
最終的な提案が完全に机上の空論なところですね。

で、この本に関しては否定も賞賛もしませんが、
ビジネスの実践者としては、
今回のピケティの一件から分かることがあります。

それはコピーライティングにも通じるところです。

ピケティ本とコピーライティング

前述したとおり、今回のピケティの書籍は
かなり片手落ちな面があります。

にも関わらずヒットしているのは、
「問題提起」が刺さったからです。

『働くより投資活動をした方が収益が大きくなり、
 お金持ちはどんどんお金持ちになって
 貧富の差が拡大していく』

という部分です。

それに対する解決策の提案が
あまりにもお粗末であるにも関わらず、
問題提起のみでヒットしているわけですね。

コピーライティングでも問題提起は非常に重要なパートです。

で、その問題提起がターゲットが抱いている不安や不満に
合致していればいるほど響きます。

まあ、ピケティに関しては、
マスコミが恣意的に取り上げたということも
ヒットの要因になっていますけどね。

見込み客が漠然と抱えている不安を言語化してあげる。

それこそが問題提起であり、
問題提起がハートに刺されば、
それだけで売れてしまうのです。

ただ、セールスの場合は解決策こそが売り物なので
ピケティのように問題提起だけ評価されて、
お金になるということはありませんが。

そこは学者さんだから許される部分ですね。

仮にピケティがコンサルタントだったら、
即クビでしょう。


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