鬱で辞めるサラリーマンを目の当たりにした話

起業

私は23で上京し、映像の仕事と並行しながら
放送作家の仕事を始めました。

見習いの頃に与えられた仕事はリサーチ会社への出向。

フリーではあったのですが、毎日、その会社に通っていたので
結局はサラリーマンと同じような生活でした。

私が雇われた理由は、ベテランの社員さんが辞めるので
その代わりということでした。

その社員さんは40歳くらいの男性で、
テレビ局とのやり取りをする責任者でした。

引き継ぎもあったため1週間ぐらい一緒に働いたのですが、
とても良い人で、仕事も普通にできるので、
てっきり他の会社に移るのかと思っていました。

が、後から他の社員に聞いたところ、鬱で辞めたとのこと。

確かに、局でも社内でも責められていて、
大変そうだなと思っていました。

そして、社員さんがいなくなって間もなく、
思いがけない大抜擢というか、災難が起きたのです。

そう、なんと、私に社員さんのポジションに入ってほしいという打診が。

外部から出向していた身分な上に先輩社員も他にいたので、
寝耳に水でした。

で、案の定、責任者になった途端、
会社の態度が急変し、プレッシャーが強くなり。

ただ、私はそれなりにストレスはありましたが、
のらりくらりとかわしていました。

それができたのは、
私がフリーという立場で
別にいつクビになっても構わないと思っていたからです。

しかし、そうもいかない社員という立場だった社員さんにとっては、
とてつもないストレスだっただろうと容易に想像がつきました。
私も同じ立場だったら鬱になっていたかもしれません。

そうした経験から
私は自分で環境をコントロールできる収入源を作ることが急務だと感じ、
その後、クリエイター業が軌道に載ったタイミングで
組織に依存しないですむオンラインでの個人ビジネスに参入したわけです。

もし、その社員さんが責任者を続けていたり、
私が後釜になっていなかったら、そこまで深刻に考えていなかったでしょうし、
今のような生活にたどり着いていなかったでしょう。

少し変わった形での一期一会だったんですね。


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